027-362-6201
日高病院 腫瘍センター
PET/CT画像診断
腫瘍センター 画像診断
PET/CT画像診断
腫瘍センターの画像診断
腫瘍センターの画像診断部門には、PET/CTや80列マルチスライスCTを設置しており、がんの診断や放射線治療に応用しています。迅速かつ正確な検査を心がけており、県内外の医療機関より多くの検査のご依頼を頂いております。群馬大学や東京医科歯科大学と提携し、質の高い画像診断を提供しております。
※こちらでは保険適用によるPET/CT検査についてご案内しております。
PET/CT検査による画像診断
PET/CT検査とは
PETとは
PETとは「ポジトロン断層撮影法」と呼ばれる画像検査です。がん細胞は正常細胞に比べ、ブドウ糖を多く取り込む特性があります。その特性を利用して、体内のがんを見つけることが可能です。PET検査では、ブドウ糖と微量の放射線を放出するフッ素18（18F）を結合させたFDGという検査薬を用います。投与したFDGはがん細胞に取り込まれ発信機の役割を果たします。受信機となるPET装置を用いて微量の放射線を検出することで画像化します。
PET/CT検査とは
PET/CTはPETとCTを一体化させた装置であり、両者の画像を重ね合わせることで、腫瘍の位置や大きさ、その性質を詳しく調べることができます。PET/CTではCTだけでは発見が難しいがんも見つけられる場合や一回の検査で全身をチェックできるため、早期のがんを見つけられる可能性があります。通常の検査では、頭部から骨盤部までの撮影となり、必要に応じて足先まで撮影します。
検査薬について
検査に使用する検査薬であるFDGは安全な薬剤で副作用の心配はほとんどありません。PET/CT 検査1回の被ばく線量は胃透視検査の約1〜2回分です。この線量では放射線障害が起こる恐れはありません。フッ素18の放射能は時間とともに加速度的に低下し、薬剤は尿から排泄されます。
PET/CT検査の特徴
- 1回の検査で全身を広くチェックすることが可能です。
- がんの早期発見に役に立ちます。
- がんの大きさや位置、活動性を評価できます。
- 少量のFDGを注射して1時間ほど安静にしたのち、横になって20分ほど撮影を行うだけなので、苦痛はほとんどありません。
- 副作用の心配はほとんどなく、安全性が高い検査です。
PET/CT検査の保険適用
次の場合、FDG-PET/CT検査は保険適用となります
以下に該当しない場合は自由診療扱いとなりますでご注意ください。
1.てんかん
難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる患者に使用する。
2. 心疾患
虚血性心疾患による心不全患者における心筋組織のバイアビリティ診断(他の検査で判断のつかない場合に限る。)、心サルコイドーシスの診断(心臓以外で類上皮細胞肉芽腫が陽性でサルコイドーシスと診断され、かつ心臓病変を疑う心電図又は心エコー所見を認める場合に限る。)又は心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる患者に使用する。
3. 悪性腫瘍 (早期胃癌を除き、悪性リンパ腫を含む。)
他の検査又は画像診断により病期診断又は転移若しくは再発の診断が確定できない患者に使用する。
4．血管炎
高安動脈炎等の大型血管炎において、他の検査で病変の局在又は活動性の判断のつかない患者に使用する。
難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる患者に使用する。
2. 心疾患
虚血性心疾患による心不全患者における心筋組織のバイアビリティ診断(他の検査で判断のつかない場合に限る。)、心サルコイドーシスの診断(心臓以外で類上皮細胞肉芽腫が陽性でサルコイドーシスと診断され、かつ心臓病変を疑う心電図又は心エコー所見を認める場合に限る。)又は心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる患者に使用する。
3. 悪性腫瘍 (早期胃癌を除き、悪性リンパ腫を含む。)
他の検査又は画像診断により病期診断又は転移若しくは再発の診断が確定できない患者に使用する。
4．血管炎
高安動脈炎等の大型血管炎において、他の検査で病変の局在又は活動性の判断のつかない患者に使用する。
PET/CT検査の流れ
PET/CT検査の流れ
検査による苦痛はほとんどなく、2時間で全身のがん検査が可能です
検査前
当日はなるべくタクシーやご家族の運転するお車でお越しください。
検査の前日から当日は運動をお控えください。
※運動により負荷がかかった筋肉では、通常よりも多くのブドウ糖を取り込みますので、注入薬（FDG）が集まってしまい検査の精度が落ちることがあります。
※運動により負荷がかかった筋肉では、通常よりも多くのブドウ糖を取り込みますので、注入薬（FDG）が集まってしまい検査の精度が落ちることがあります。
検査の5時間前から絶食となります。水分を取る場合は、お水・お茶・白湯に限ります。
※糖分・カロリーのあるジュースや乳製品をお飲みになり血糖値が上がると、PET検査で使用する注入薬（FDG）が十分に病巣に集積できず、画像が不明瞭になる場合があります。
※糖分・カロリーのあるジュースや乳製品をお飲みになり血糖値が上がると、PET検査で使用する注入薬（FDG）が十分に病巣に集積できず、画像が不明瞭になる場合があります。
主治医より処方されているお薬は普段通りお飲みください。（糖尿病のお薬をお飲みの方はご相談ください）
検査後
検査後1～2時間ぐらいは、極微量の放射線が体内に残っています。
トイレの後はよく手を洗い、身近な妊産婦や乳幼児との接触をなるべく控えてください。
トイレの後はよく手を洗い、身近な妊産婦や乳幼児との接触をなるべく控えてください。
無料送迎サービスのご案内
PET/CT画像診断 送迎サービス
PET/CT検査（保険適用の画像診断）を受ける方で、当院までの交通手段がなく通院が困難な方を対象に無料送迎サービスをおこなっております。PET/CT検査当日、かかりつけ医療機関（ご紹介元医療機関）から当院までの往復送迎をさせていただきます。
- かかりつけ医療機関から当センターまでの往復送迎
- 送迎に関わる費用は一切かかりません
- 送迎範囲は群馬県全域、埼玉県北部、栃木県西部
自動車免許証を返納された方、遠方にお住まいの方、公共交通機関の利用が難しい方など、交通手段にお困りの方は是非ご相談ください。
送迎にあたっての詳細や注意事項は、「腫瘍センター送迎サービス」ページをご確認ください。
お申し込み・お問い合わせはこちら
その他の画像診断
腫瘍センター その他の画像検査
[320列エリアディテクタCT]
320列とは一度に撮影できる断面の数で、列数が多いほど一度に広範囲の撮影が可能となります。脳や心臓領域は寝台を移動させることなく1回転の撮影で検査をすることが可能な為、被ばく線量や造影剤の使用量を減らすことができます。
320列とは一度に撮影できる断面の数で、列数が多いほど一度に広範囲の撮影が可能となります。脳や心臓領域は寝台を移動させることなく1回転の撮影で検査をすることが可能な為、被ばく線量や造影剤の使用量を減らすことができます。
[MRI]
従来よりも開口径が広く、騒音を大幅に抑えたタイプで、心地よく安心して検査が受けられるMRI装置です。造影剤を使用することなく、比較的に短時間で各種MRI画像の撮影が可能です。
従来よりも開口径が広く、騒音を大幅に抑えたタイプで、心地よく安心して検査が受けられるMRI装置です。造影剤を使用することなく、比較的に短時間で各種MRI画像の撮影が可能です。
[マンモグラフィ]
約0.1～0.2mmレベルの微小石灰化や腫瘍の描出が可能で、特に乳がんの早期発見に有効です。
約0.1～0.2mmレベルの微小石灰化や腫瘍の描出が可能で、特に乳がんの早期発見に有効です。
画像検査の詳細やその他検査機器については「診療放射線科」ページにてご案内しております。
PET/CT検査をご希望の方へ
検査受診までの流れ
腫瘍センターのPET/CT検査では、がんの診断を受けた患者様に対しての画像診断をおこなっております。
手術や放射線治療など、今後の治療方針を決めるにあたり、「より詳細な病巣の場所や状況」「がんがどこまで進行しているのか」「どこまで転移しているのか」を調べます。
また、がん治療中や治療後の画像診断も行っております。
※悪性腫瘍以外の病名でも、保険適用にて検査を承っております。詳しくは「PET/CT検査の保険適用」欄をご覧ください。
診断～検査～治療の流れ
他医療機関にてがん診断をされた方
他院でがん診断をされた方の、がんの状態についてより詳しい検査を行います。手術や治療にあたって、がんがどこまで広がっているか、転移状況などをお調べいたします。
- かかりつけの医療機関よりご紹介・ご予約いただき、紹介状をお持ちの上、当院で検査をお受けください。
- 検査結果報告書と画像データをご紹介元の先生に送付させていただきます。
当院にてがん診断をされた方
当院でがん診断をされた方の、がんの状態についてより詳しい検査を行います。手術や治療にあたって、がんがどこまで広がっているか、転移状況などをお調べいたします。
- 当院主治医より検査をご予約させていただきます。
- 検査結果に基づき当院にて治療を開始させていただきます。
- 当院では「手術療法」「放射線療法」「化学療法」「温熱療法」による集学的治療をおこない、患者様に合わせた最適な治療やさまざまな支援をご提供しています。
治療～検査～経過観察の流れ
ご予約・ご紹介について
PET/CT検査のご予約・ご紹介について
PET/CT検査による画像診断は、医療機関からの紹介予約制となっております。
保険診療における検査につきましては、患者様からのお申し込みは受け付けておりません。
PET/CT画像診断 お問い合わせ
日高病院 腫瘍センター
TEL:027-362-6201
時間：8時30分～17時30分
主治医や医療機関の先生方へ
患者様に寄り添った検査をこころがけております
お待たせしない結果報告
通常検査日より1週間程度で検査結果報告書と画像データを郵送いたします。（必着）
お急ぎの場合、画像データはお持ち帰り可能、検査結果報告書はFAXでも対応いたしますのでご相談ください。
お急ぎの場合、画像データはお持ち帰り可能、検査結果報告書はFAXでも対応いたしますのでご相談ください。
PET/CT検査の無料送迎
保険適用のPET/CT検査をされる方で交通手段にお困りの方を対象に、貴医療機関から当院までの無料送迎をおこなっております。遠方にお住まいの方や交通手段のない方も安心してご紹介ください。
ご紹介・ご予約の手順
PET/CT検査による画像診断は紹介予約制となっております。
ご予約にあたりまして保険適用のご確認をお願いいたします。
１．ご紹介・ご予約
日高病院 腫瘍センター にご連絡ください。
検査日の調整を行い、できるだけ早い日程でご予約をおとりいたします。
| 受付時間 | 8時30分～17時30分 |
| お問合せ先 | 日高病院 腫瘍センター 027-362-6201（代表） |
２．検査
患者さんへ紹介状をお渡しいただき、ご来院時に紹介状等（検査当日にご持参いただくものをご確認ください ）をご持参いただき、腫瘍センター窓口までお越しいただくようご案内ください。
３．検査結果のご報告
放射線診断専門医が画像診断報告書を作成いたします。（検査日から1週間程度）
患者様への検査結果の報告と説明をお願いいたします。
検査結果の内容等についてのご質問は、お気軽に腫瘍センターまでお問い合わせください。
検査当日にご持参いただくもの
ご紹介元医療機関でご用意いただくもの
PET/CT検査申込書
診療情報提供書
CTやMRIの画像データや検査データ
当院からお送りするもの
PET/CT検査に関するご説明書
予約票
問診票
患者様にご用意いただくもの
健康保険証
各種医療証（お持ちの方）
当院診察券（お持ちの方）