心臓血管手術は大手術ですから手術時に十分な輸血を準備しておきます。しかし輸血後肝炎や輸血後GVHD (Graft versus Host Disease)などの重篤な副作用も心配です。できるだけ他人の血液の輸血は避けたいものです。自分の血液を手術前に貯めておき、手術時に使えれば,他人の血を輸血しないで手術を終えられるかもしれません。輸血回避を100%約束するものではありませんが、輸血の量が少なければ、副作用の頻度も下がります。病状、貧血の度合い、体重などの制限がありますので、主治医にご確認下さい。